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ケアマネージャー

試験概要

ケアマネージャーとは別名「介護支援専門員」と言われる介護を必要としている人に対して受けることができる援助や支援を案内していくための仕事です。

全国には介護を必要とする「要介護者」がたくさんいますが、単身世帯の高齢者などは自分が必要としている介護をどういった方法で受ければよいかがわからないということも多く、必要な支援のない状態での生活を送っていることもよくあります。

そこでケアマネージャーは全国各地の高齢者を訪問するなどし、ケアプランを作成したり居宅サービス事業者に適するサービスを依頼するといった業務を担当していきます。

仕事をするときには実際にどういった人にどういう介護が必要かという実務的な知識だけでなく、現在の介護・福祉制度はどういう仕組で利用をするかということの把握、また介護を受けるために必要な用具や住宅などの知識といった幅広いスキルが求められます。

そこで「介護支援専門員」という資格では「介護支援専門員実務研修受講試験」を受けるとともに「実務者研修」を受講して資格免許を受けることができるようにしています。

介護の仕事の中でもマネジメント部分を担当するので難易度はやや高めですが、実際の介護活動とは違ったやりがいのある社会的意義の大きな仕事です。

試験日程・学習方法

ケアマネージャーとなるためには「介護支援専門員実務研修受講試験」を受けることになりますが、この試験は年に一度決まった時期に行われます。

試験日程は都道府県によって異なるので、試験前には受けようとする最寄りの自治体の介護・福祉担当部署に問い合わせをしてみてください。

東京都の場合には10月中旬の日曜日となっており、6月上旬~7月上旬までの時期に受験要項配布と受付をしています。

試験はマークシート式の5択となっており、基準点以上の正答があることにより合格となります。

ただし受験は誰でもできるわけではなく、事前に定められる実務経験を必要な年数経験していることを証明しなくてはいけません。

条件については細かい定めがあり、受験する年度によって変更がされることもあるので直近の情報に注意してください。

受験要件は実務経験の他、既に取得している別の介護・看護の資格によって変化します。

試験対策についてはこちらのサイトに詳しく紹介されていましたので参考にされてみてください。
ケアマネ道場

資格取得で有利になる職種

ケアマネージャーの就職先として最も多いのは居宅介護支援に関わる事業所です。

他にも市町村の保健センター内の福祉事業部に勤務をして相談を受け付けるための業務に携わったりします。

ケアマネージャーという職業の名称こそ一般的になってきましたが実際に資格に合格をして活動をしている人の人数はそれほど多くないのが実情です。
そのため今後より広い分野での人材が求められることになるでしょう。