ネットワークスペシャリスト
試験概要
情報処理推進機構(IPA)が主催するIT系人材のための試験の一つに「ネットワークスペシャリスト試験」があります。
ネットワークスペシャリスト試験とは、位置づけ的には情報処理技術者試験の中でも専門分野の一つとして高度な内容を問うものとなっており主にネットワークエンジニアを養成するためのものです。
近年ではインターネットのためのインフラ整備は全国的に整ったものの、反面でハッキングや不正ログインなどのネットワークを使用した犯罪も増加傾向にあるため、企業としてはセキュリティ面にも配慮した堅牢なネットワーク構成が求められています。
ネットワークスペシャリスト試験では企業の使用する情報システムを企画・開発・運用・保守していくための全般的な知識を問うものであり、要件定義の方法や使用される技術、さらにクライアントに提案をするときの要件定義やプレゼンの方法などについても学びます。
試験日程・学習方法
試験は毎年1回10月の第三日曜日に開催されることとなっています。
試験は午前Ⅰ・午前Ⅱ、午後Ⅰと午後Ⅱという4部構成となっており、午前中には多肢選択式での試験があり、午後からは記述式の問題が出題されます。
合格率は10%台の前半で、情報処理技術者試験の中でも難易度が高い試験として知られています。
独学だけではまず合格は無理と言われている試験でもあるため、資格講座も数多くの企業で取り扱いがされています。