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ちょっと変わった資格

実務ではなく趣味として資格を取得する

資格を取得したいと考える人の多くは「就職で有利にしたい」「年収アップをさせたい」といった直接的に役立つ実務を重視していることでしょう。

ですが現在日本で開催されている資格の中には実務ということではほとんど役に立たないような趣味としての資格もたくさん存在しています。

趣味というと軽く聞こえますが、例えば茶道や華道といった習い事ももともとは趣味として行う文化の一つだったわけですから価値がないと言い切ることはできません。

むしろ趣味として何かを本格的に勉強することで基礎的な教養が増え、間接的ながらその「人」の価値を上げることにもなります。

何よりも自分が好きな分野を損得抜きで本気で打ち込むというのは精神衛生上大変よいことでもあるので、休日などの息抜きを目一杯楽しむためにも取得を目指すのもよい方法と言えます。

中には「誰が取得するんだろう?」と思うような珍しい資格もたくさんあり、調べているだけでも楽しかったりします。

珍しい資格いろいろ

珍しい資格ということでいくつか挙げていくと、「温泉旅行検定」や「地理能力検定」「インターネット旅行情報士検定」といった旅行に関するものがあります。

旅行に関する資格というと「旅行管理主任者」のようなツアーコンダクター資格が有名ですが、それとは違った特定の分野での旅行に関する知識を得ることができるのがこの資格です。

「旅行管理主任者」資格は業務として旅行商品を扱う企業では必ず取得しなければいけないものですが、上記のような資格はあくまでも知識検定なのでそれで特定の業務ができるわけではありません。

食べ物に関する資格にも面白いものがいくつかあり「カレーマイスター」や「チョコレートソムリエ」「だしソムリエ」「アスリートフードマイスター」といったものが挙げられます。

数年前から「野菜ソムリエ」のような特定の食品分野に詳しい知識を備える資格が人気となっていますが、その範囲や分野も相当広がってきているようです。

コレクターマニアの人に向けた資格も登場しており「ジーンズソムリエ」や「ジュエリーコーディネーター」「映画検定」「漫画能力検定」といったものがあります。

好きで多くの知識があるけれども他の人と比べてどのくらいの知識かということがわからないという人が、自分の知識の範囲を知るためにとても便利な資格です。

趣味資格が就職に役立つこともあります

就職活動においては職能に直接関係しない資格は記載しても意味がないものですが、こうしたちょっと変わった資格は逆に面接をする人に興味を持ってもらえるきっかけとして使うことができます。

履歴書には必ず「趣味」の欄がありますが、無記載ではなく何らかの内容が書かれていることで仕事能力だけではないその人の性格面などがわかるとても重要な項目なのです。

そうした意味で資格欄にちょっとした「温泉検定」や「みそソムリエ」のような一言があるとそのことについてつい面接官は質問をしたくなってきます。

あまりたくさん趣味の資格があるのもちょっと問題がありますが、自分が特に興味を持っている分野に資格制度があるなら取得しておくとなにか思わぬ形で役に立つ日が来るかもしれません。