保育士から転身?フリーランス・ベビーシッター
保育園や保育士が足りない中、ベビーシッターの需要が高まっているのをご存知でしょうか。実際個人事業主(フリーランス)として活躍しているベビーシッターが以前に比べると急増しています。2012年に総務省が行った調査によると共働きの家庭が全世帯の45.5%に上り、今後ベビーシッターなどの育児代行の市場が拡大すると予想されています。そんな将来性ある、フリーランス・ベビーシッターについて解説してみました。
フリーランス・ベビーシッターとは
フリーランス・ベビーシッターは、仕事や介護で保育が難しい顧客から依頼を直接受け子どもの世話をします。報酬や勤務時間は顧客との直接交渉になるのが特徴です。保育の内容もそれぞれの子どもに応じて設定できます。顧客からのリクエストはオプションとして付加するのも可能です。
フリーランス・ベビーシッターは、顧客を自分から見つけに行かなければなりません。普段からの営業努力も必要になります。
また、フリーランスのベビーシッターはどこかの会社に所属していません。そのため、健康保険や確定申告の手続は自分でする必要があります。
フリーランス・ベビーシッターは、保育をしている子どもにもしもの事態がおこれば、全ての対応をしなければなりません。責任も非常に重大ですから、普段からリスク管理をちゃんとしなければなりません。
保育士の経験を積む必要性
フリーランス・ベビーシッターになるのに必要な資格は今のところありません。フリーランス・ベビーシッターとして活躍するには子どもを預かる顧客からの信頼を得なければなりません。
実際、保育士の経験ゼロからフリーランス・ベビーシッターとして働く人はまれです。フリーランス。ベビーシッターとして活躍する人の多くは保育士の資格を持っているか、保育の経験が豊富な人が活躍しています。
フリーランス・ベビーシッターは働き方の自由度が高い反面、保育中に起きた事故の責任は全て自分でとらなければなりません。そのため、子どもの体調や心理に熟知し、正確な状況判断ができる保育士資格を保有している人向けの職業です。
フリーランス・ベビーシッターは保育士として長年勤務した人にとっては専門知識を不利に活用できる仕事です。これから国内でベビーシッター需要はますます高まると考えられるので、フリーランス・ベビーシッターとして将来活躍しようと考えている人は、まずは保育士としての経験を積むといいでしょう。